楽天投信レター

「高値更新」と向き合う

楽天みらいファンドは、2015年4月2日を以って運用開始から2年を経過し、3年目に入りました。受益者の皆様には、これまでのご支援をあらためて御礼申し上げます。

さて、4月は、「高値更新」が続きました。

  • 日経平均株価が引き続き戻り高値更新。そして、終値ベースで2000年4月以来となる2万円台を回復しました。
  • 米国では、ナスダック指数が、こちらも2000年以来ですが、史上最高値更新を果たしました。
  • そんな中、楽天みらいファンドも、4月の21営業日中、実に10回、設定来高値を更新し続けました。

さて、主要株価指数の高値更新の際に市場関連ニュース等でよく議論されること、また、セミナー等投資家の皆様と接する機会がある際によく質問されることは、「今後どこまで上がるか」です。

もちろん、相場の見通しに関する議論は興味深いのですが、ここで是非心に留めていただきたいのは、どこまで上がるかというのは、まさにただの「議論」に過ぎず、真に受け過ぎて投資判断を乱されないようにしたいということです。

相場の方向性を当て続けることは不可能、もし不可能でないとしても極めて困難とされており、そして実際、それを成し遂げ続けている人を私は見たことがありません。これまでも繰り返してきた通り、長い投資期間で収益を獲得したいと考えている皆様にとって重要なのは、投資内容が長期的に収益を獲得し続けられるような資産に分散投資されているか、ということです。そして、それを確信できる投資内容であるならば、目先の天井がいつ、いくらということは気にせず、単に持ち続ければ良いということとなります。

最近大きく上昇した日本株に投資していた方を筆頭に、保有する資産の価格が急激に上昇すれば利食いの誘惑に駆られるでしょう。楽天みらいファンドは、分散投資されているがゆえに、日本株単独への投資に比べると退屈な動きに見えがちですが、こうした値動きのものでも高値を更新し始めれば、これもまた利食いの衝動に駆られるかもしれません。しかし、長期的に収益を得続けられる内容であると信じることができれば、そんなことを考える必要はないのです。

運用開始から2年。早くからこのファンドに着目いただき、実績の無いうちから保有いただいた受益者の皆様に、感謝の念を新たにするとともに、このファンドが持つ長期的収益の構造をご理解の上、末永く保有いただくことをお勧めする次第です。

Vol25
2015.4.30
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