楽天投信レター

日本株の高安に一喜一憂するよりも、長期的収益の仕組みでラクに長期投資の成功を目指す

市場は時々刻々と買いと売りがぶつかり合い価格形成がなされます。いうなれば、いつも強気と弱気が交錯しているものですが、直近の市場、特に日本株の市場ほどそれが顕著に見えることもなかなかないでしょう。

日経平均株価がついに2万円台を回復してからも、各種報道等からは、強気の相場観を持つ方が多い印象を持ちます。しかしながら、高値では特に個人投資家による利食い売りが優勢であることも伝えられています。そして、前月末にはギリシャ問題が急展開し、グローバル市場を揺るがしましたが、日本株も日経平均株価で2万円ギリギリまで下落した局面では、個人投資家による活発な押し目買いが入ったようです。

(1)安い時があれば買い、(2)高い時には売る、といった短期的な投資行動に成功すると大変気持ちがいいものです。

しかしながら、これが機能し続けるのは、相場が中期的な上昇基調にあり、且つ、短期的な循環にタイミングよく乗り続けることができた場合だけなのです。よって、常に勝ち続けるのは不可能と言っていいでしょう。

こうした短期的な循環にうまく乗ろうとするやり方自体を否定するものではありません。我々も、こうした短期売買に適した商品性を持つファンドを運用しています。ただ、こうした手法を取るのであれば、勝率を上げる努力を怠らず、高い規律を持って自らが定めた取引ルールを厳格に実行することをお勧めする次第です。

しかし、高度に規律のある運用を続けるのは簡単ではなく、万人向けとは言い難いものがあります。

そこで、我々は、長期的収益の仕組みを理解したうえで、時間をかけてラクに収益を得ようとする、誰もが取り組める方法を楽天みらいファンドで提案しているのです。

「長期投資が機能している」といえる条件、それは、「高値で掴んでしまったとしてもそのまま保有し続けていれば再び高値を更新して収益を上げ続ける」ということです。これまで20年以上の長期間、主要株価指数が高値を更新できていない日本株が、ついに長期投資が機能する投資対象になったと信じるのであれば、日本株は目先どこまで行くかを気にせず、じっくりと長期投資するのもよいのではないでしょうか。

そして、日本株への長期投資の有効性を信じているとしても、やはり大事な資産は一点に集中せずグローバルに分散することがお勧めです。

楽天みらいファンドは、長期投資の成功を実現する仕組みがあると私達が考えるポートフォリオを適切なリスク管理のもとで運用しています。もし目先の日本株がどこまで上がるか(下がるか)気になって仕方がないのであれば、それに気を取られるよりも、楽天みらいファンドでラクに長期投資の成功を目指すことも一考ではないでしょうか。

Vol27
2015.6.30
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