プロダクトガバナンスに関する基本方針
2025年6月
楽天投信投資顧問株式会社は、投資家の皆様に対して透明性の高い商品を提供することを最優先に考え、以下の基本方針を採択しております。
1.基本理念
- 当社は、投資家の利益を最優先に考え、投資家にとってよりよい商品を提供することを基本理念としています。この理念に基づき、経営陣主導の下、長期的な視点で資産形成を支援し、顧客の信頼に応えることを目指します。
2.プロダクトガバナンス体制
- 当社は、プロダクトガバナンス体制を整備し、商品組成から償還までの商品のすべてのプロセスにおいて、適切な管理を行い、また、必要に応じて検証を踏まえた見直しを行っています。これらの体制やプロダクトガバナンスの運営状況の適切性等について、適時に取締役会や、社外の専門家を含む責任投資委員会に諮問し、その意見を仰ぎます。特に、顧客保護の観点から、独立した立場からの意見を重視します。
3.商品組成時
- 商品組成時には、投資家のニーズに応じた商品を提供するための厳格な審査を行っています。特に、投資家の課題を踏まえ、運用体制、プロダクトの持続可能性や想定するリスク・リターンの適切性、期待リターンと信託報酬率の合理性等を確認します。具体的には、過去の類似商品のパフォーマンス分析、市場動向の予測などを参考に、多角的な評価を行います。
- 組成にあたっては、販売会社との情報連携を通じて、顧客ニーズを把握します。また、商品の特性をも勘案し、当社として想定顧客属性の特定を行い、十分な理解が浸透するよう、販売会社と連携します。想定顧客属性は、年齢、投資経験、リスク許容度などを考慮して設定します。
4.商品組成後
- 商品組成後も、パフォーマンス実績、商品性及び情報開示の適切性等の観点から継続的なモニタリングを行い、必要に応じて商品の改善を行います。特に、想定した商品性や合理性の確保、外部委託先における運用の検証を継続的に行い、その検証にもとづいて、随時、金融商品の見直しを行うとともに、プロダクトガバナンス体制そのものの見直しを行います。具体的には、定期的にパフォーマンスレビューを実施し、市場平均との乖離、リスク指標の変動などを分析します。また、外部委託先の運用状況も随時モニタリングします。
- 販売会社との情報連携を通じて、組成時の想定顧客属性と実態の乖離を検証し、金融商品のさらなる改善に資するものとします。乖離が認められた場合は、販売戦略の見直しや、商品設計の変更などを検討します。
5.顧客へのわかりやすい情報提供
- 投資家の皆様に対して、販売会社と連携してわかりやすい情報提供を行い、投資判断をサポートします。特に、当社の組成する金融商品の商品性、運用体制、プロダクトガバナンス体制等について、投資家の皆様への情報提供に努めます。具体的には、ウェブサイトやパンフレット、セミナーなどを通じて、商品のリスクとリターン、運用戦略などをわかりやすく解説します。また、顧客からの問い合わせには、迅速かつ丁寧に対応します。
6.商品の評価・改善
- 定期的に商品の評価を行い、必要に応じて改善を行います。評価は、市場環境の変化、競合商品の動向、顧客からのフィードバック等を総合的に考慮して行います。
7.想定する顧客属性に関する販売会社への連携
- 想定する顧客属性に関する情報を販売会社と連携し、適切な商品提供を行います。連携を通じて、販売会社が顧客のニーズに合った商品を推奨できるように支援します。
楽天投信投資顧問株式会社は、これらの基本方針に基づき、投資家の皆様に対してわかりやすい最適な商品を提供することをお約束します。そして、長期的なパートナーとして、お客様の資産形成をサポートし続けます。
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