楽天投信レター

純資産総額10億円突破

楽天みらいファンドの純資産総額は、当レポート対象月である2015年5月に、10億円の大台を突破しました。2013年4月2日、127,559,826円で設定して以来、7.8倍に成長しました。運用開始から2年あまりのファンドですが、まだ実績も短い段階からこのファンドに着目いただき育てていただいた投資家の皆様に、あらためて感謝申し上げます。

さて、世の中にはこの金額よりも非常に大きい残高のファンドもあります。ですから、10億円という運用額を小さく感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、以前もこの月次レポート巻頭言で指摘したことなのですが、残高が大きいファンドは、下記の類型のいずれかもしくは両方の特徴を持つものがほとんどと言って過言ではありません。

●販売側にとって「売りやすい」

  • 直近の相場動向に乗った投資テーマで、投資家の目を引きやすい、つまりは販売員が売りやすいもの
  • 分配金を多く支払うもの

●投資家にとって「極端に分かりやすい」

  • 例えば、日本人投資家のために、日本人ファンドマネージャーが、日本株の銘柄選択を行い運用する、というもの
  • 低コストが最大の訴求要因となっているもの(ほとんどの場合、代表的な指数に連動するインデックス投信もしくはインデックス投信の単純な組み合わせ)

すでにお気づきと思いますが、これらの特徴、特に「売りやすい」特徴は、必ずしも「これからも儲かる確証」と関わりはありません。(直近の相場動向に乗った投資テーマに関しては、「最近、儲かった」ので「当面、すぐ儲かる気がする」だけであり、「これからも儲かる確証」とは無関係と断言して差し支えないと考えています。)すなわち、残高の大きさと将来の運用成績は無縁といって差し支えないと考えます。

一方、楽天みらいファンドは、「長期的に収益を目指せる仕組みに分散投資する」という投資哲学を、投資家の皆さんにとって納得感のあるコストで実践することを主眼とします。コンセプトは明確で分かりやすいものではありますが、上記の類型のいずれにもあてはまりません。

世の中の投資信託を見ると、設定後も成長できないファンドや、いったんは残高を集めた後、残高が減る一方のファンドが多々あるのが現状です。それに対し、設定来着実に成長を続け、皆様の継続的なご支持を受けて到達した10億円という運用金額には、計り知れない重みがあると受け止めています。

運用状況としては、前月に引き続き、当月も設定来高値を更新することができました。また、それに加えて重要なことは、設計通りのリスク管理で運用がなされていることであると自負しています。皆様のご期待に沿うべく、当社社員一同、今後も運用に注力していく所存であります。

Vol26
2015.5.29
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